エンバーポイント(千代田区)は3月24日、HTMLメールとテキストメールを自動で送り分けできる「スマートメール」など、メール配信サービス「MailPublisher」の新機能を発表した。同日から提供する。
一つの送信先アドレスリストに1つのメール原稿で1回の配信設定だけで、受信環境に応じて自動的にHTMLメールとテキストメールを送り分けできるという。MailPublisherのうち、ファイルベースでメールを配信できる「Smart Edition」で活用できる。
オプションとなる「デバイス判定データベース」機能を併用すれば、過去のメール配信結果から取得した受信環境情報を参照。精度を高められるとしている。
スマートメールイメージ図(出典:エンバーポイント)
MailPublisherは、Smart Editionのほかフォームの作成、会員情報の収集からデータ管理、効果測定などが一つのプラットフォームで可能な「FormFactory」、購入明細や会員登録完了といったユーザーの行動を起点に自動配信されるトランザクションメールの到達率を高めるSMTPリレーサービス「Transaction」の計3サービスがある。
3サービス共通では、誤操作による配信事故リスクを低減できるメール配信時の一部設定情報のデフォルト値登録、携帯向けUnicode絵文字配信、メール記事ごとの配信速度設定など、ユーザーの声をもとに実用的な機能を追加したとしている。
エンバーポイントは、2019年11月にチーターデジタル(旧エクスペリアンジャパン)から社名を変更。同時に「Cross-Channel Marketing Platform」事業を分離している。