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調査

IT人材不足を8割超が実感--採用ミスマッチも顕在化

ZDNet Japan Staff

2020-04-02 07:00

 プログラミングコンテストを運営するAtCoderは、企業の採用担当者を対象に「IT人材採用に関する調査」を実施した。その結果によると、およそ8割の企業でIT人材が不足しており、約6割が理想とする人材を採用できていない現状が浮き彫りとなった。

 調査は3月5〜9日にかけてインターネット経由で実施された。企業のIT人材採用担当者300人が対象となった。

 調査結果によると、採用担当者の82.4%がIT人材不足を感じていると回答。さらに62.7%が希望するIT人材を採用できていないことが分かった。こうした状況を受け、「高度IT人材に限らず、IT人材全般で人材不足が起こっている」と同社は指摘する。また、6割超の企業が望むIT人材を採用できておらず「IT人材のミスマッチが起こっている」とした。

 IT人材の採用でミスマッチが発生してしまう原因の1つが、IT人材採用担当者のプログラミングに対する経験や知識の不足にある。

 実際、IT人材採用担当者の58.6%はプログラミングの業務経験がなく、44.3%はプログラミングの知識や経験が全くないと回答した。採用担当者にプログラミングの知識や経験がないため、面接時の印象や話し方、求職者の自己申告によるプログラミングスキルから評価しているという。

 もう一つは、求職者のプログラミングスキルを客観的に判断する基準がないことが挙げられる。IT人材採用時にコーディングテストを課すなど、IT人材確保に真剣に取り組む企業ほど、ITスキルや採用側のIT知識不足に難しさを感じており、50%が求職者のスキルを把握する定量的・客観的な基準がないことを採用判断が難しい原因としている。そのため、面談時の印象やコミュニケーション力に頼って評価せざるを得ず、IT人材のミスマッチにつながっている。

 IT人材採用担当者の76%が他の職種の採用に比べてIT人材の採用判断が難しいと感じており、79%が採用フローの見直しが必要と回答した。

 AtCoderは、プログラミング関連の業務実績や資格の有無、プログラミングテストを重視する企業は、理想とするIT人材を確保し人材のミスマッチを回避している傾向にあると指摘。その上で、日本における高度IT人材不足解消のためには、採用者側のプログラミング知識・経験と、求職者・採用者双方が共通理解できる客観的な基準が求められていると提言した。

(出典:AtCoder)

(出典:AtCoder)

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