ホテル大手マリオットでまた顧客情報流出、520万人に影響の可能性

Carrie Mihalcik (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2020-04-01 17:25

 大手ホテルチェーンのMarriott Internationalは米国時間3月31日、氏名、メールアドレス、ロイヤルティプログラムの会員番号などを含む顧客の個人情報が漏えいした可能性があると発表した。今回のインシデントでは、推定520万件の個人情報が流出した恐れがある。同社は、2年弱前にも大規模なセキュリティインシデントを起こしている。

Marriott
提供:Rafael Henrique/Getty Images

 Marriottによれば、2月末に、あるフランチャイズホテルの従業員2人のログイン情報を使用して、「想定外の量」の顧客情報にアクセスされていた可能性があることが明らかになったという。漏えいした情報には、氏名、住所、電子メールアドレス、電話番号、誕生日、ロイヤルティプログラムのアカウントの詳細、部屋の好みなどが含まれる可能性がある。

 調査はまだ完了していないが、現時点ではクレジットカード番号やパスポートに関する情報、運転免許証に関する情報は漏えいしていないとみられている。

 Marriottは、2018年11月にも傘下のStarwood Hotelsグループの予約データベースに不正アクセスが発生し、このインシデントは過去最大規模の情報漏えい事件になった。同社はこのインシデントの調査終了後に、3億8300万件の宿泊客情報がアクセスされ、500万件のパスポート番号にも影響したと発表している。

 同社は今回の情報漏えいを受けて、影響を受けた顧客に電子メールで連絡を取っており、1年間の無料の個人情報モニタリングサービスを提供するとしている

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]