SAPジャパンは、システムインテグレーターのコベルコシステムが人財シェアリング基盤「SAP Fieldglass」の稼働を開始したと発表した。
コベルコシステムでは最近、顧客からのITシステムプロジェクト案件の要望が急増する中で、委託先パートナーとの契約条件が厳しくなるとともに、人材採用においても競合との取り合いが激化しており、人手不足に直面していたという。
こういった状況の中で、必要な時に適切な人材を確保するための解決策を模索した結果、SAP Fieldglassの採用を決定。2019年10月に本番稼働をした。外部人材を管理する仕組みを1つに統合したことで、以下のような効果が見込まれるという。
- 業務プロセスが標準化され、要員確保プロセスの効率化とコンプライアンスの強化が可能になる
- 職種、部署、単価、期間、契約条件、評価など、さまざまな情報が蓄積され、外注活用の状況や人材情報の可視化・分析ができるようになる
- ITプロジェクト要員の調達スピード迅速化や次アサイン効率化、ミスマッチ削減により、適切な人材を早く確保できるようになり、機会損失が削減する
コベルコシステムは今回の知見を基に、SAP Fieldglassのパートナーとして外販にも積極的に取り組んでいくとしている。