SAPジャパンとコベルコシステムは4月3日、中堅製造業向けのERPパッケージ導入・運用について協業体制を強化すると発表した。コベルコシステムが提供するSAP製ERPパッケージ導入テンプレート「HI-KORT」の機能を向上するほか、導入済み企業への保守/運用支援サービスを拡大する。
具体的には、HI-KORTのSAP製ERPパッケージ導入方法論である「Method HI-KORT」を強化し、導入期間の短縮を図る。また新たに人事管理システム「SAP ERP HCM」に対応し、統合アプリケーションプラットフォーム「SAP NetWeaver」を介して既存システムとの統合を可能にする。
このほかコベルコシステムでは、SAP製品の保守、運用を支援するアプリケーション管理サービス(AMS:Application Management Service)を低料金で提供し、保守、運用費用を削減を図るという。既存のSAP製ERPパッケージから「SAP ERP 2005」への更新も手がける。
SAPジャパンとコベルコシステムでは、2006年度に続き互いの製品/サービスに関する共同販売目標を設定し、新規顧客の開拓やサービス体制の拡充について協力していくという。
なおSAPの「mySAP ERP」はSAP ERPに名称が変更になっている。