公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、ポスティングされたインデックス(株価指数)情報を効率的に蓄積し、財務情報やESG(Environment〈環境〉、Social〈社会〉、Governance〈企業統治〉)情報を含む非財務情報などと統合して、分析するための基盤(IDEAS:Index Data Entry and Analysis System)にSAS Institute Japanのアナリティクスプラットフォームを採用した。
SASのアナリティクスプラットフォームは、プログラミングスキルの有無にかかわらず、同じプラットフォーム上で分析作業を行える。また、使用するツールがオープンソースソフトウェア(OSS)であっても、統一された方法で入力データ、レポート、アルゴリズム資産、モデリングプロセスを管理・共有・比較することで最良のモデルを作成できる。
さらに、作成したプログラムは部門メンバーで共有可能で、プログラムの再利用などの作成効率の向上だけではなく、分析結果をウェブベースの視覚的なダッシュボードとして保存できる。分析結果のデータ、グラフ、図表などはOffice上に保存され、レポート作成などの業務を効率化できる。