Microsoftは米国時間5月14日、通信事業者向けの仮想化ネットワークソフトウェアや統合コミュニケーションソリューションを手がけるMetaswitch Networksを買収する契約を締結したと発表した。買収金額は明らかにされていない。カリフォルニア州ロスアルトスに拠点を置くMetaswitchは、プライベート/パブリック/ハイブリッドクラウド内のコモディティーハードウェア上で稼働するソフトウェアやサービスを販売しており、そのソフトウェアは、固定回線や携帯回線、コンバージドインフラ関連のネットワーク事業者向けの音声/データ/通信サービスを支えている。
Microsoftは、最近のAffirmed Networkの買収に続く今回の買収によって、クラウドと通信ネットワークが収れんしていくこの時期の電気通信業界に向けて、自社のポートフォリオを充実させようとしている。
Azure Networking担当コーポレートバイスプレジデントのYousef Khalidi氏は、買収を発表した同日のプレスリリースに「業界が5Gへと向かうなか、通信事業者は自社のコアネットワークの仮想化を推し進めるとともに、ますますクラウドネイティブ化される未来に向けて歩んでいく機会を手にするだろう。Microsoftは、通信事業者やネットワーク機器のプロバイダーが自社の運用を進化させていくなか、業界とともに力を合わせながら、顧客の状況にあったサポートを続けていく」と記している。
Microsoftは、特に無線アクセスネットワーク、仮想化サービス、オーケストレーション、運用支援システム/ビジネス支援システム(OSS/BSS)などの分野のサプライヤーやネットワーク機器パートナーと連携していく計画だとKhalidi氏は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。