クラリス・ジャパンは5月21日、ローコード開発ツールの最新版「Claris FileMaker 19」を発売した。併せて、クラウド版「Claris FileMaker Cloud」の東京リージョンでの提供を開始した。
FileMaker 19では、JavaScriptの使用が可能になった。JavaScriptライブラリを利用したり、カスタムコードを作成したりして、地図やアニメーション、グラフなど、よりリッチなユーザーインタフェースを組み込めるようになった。
また、機械学習フレームワーク「Core ML」や音声アシスタント「Siri」、NFC(近距離無線通信)タグの読み取りにも対応するなど、ユーザーエクスペリエンスの向上が図られている。これによって、画像分類や感情分析、オブジェクト検出といったユースケースにも対応できるようになる。
ワークフロー自動化の「Claris Connect」では、電子契約サービス「クラウドサイン」、ビジネスチャット「Chatwork」と接続するためのコネクターが追加された。Claris Connectは、FileMakerで開発したアプリやサービス、データを統合・連携するクラウドサービス。Twitter、Slack、Dropbox、Box、Twilioなど、およそ50種類のコネクタ ーが用意されている。
クラリス・ジャパンでは、日本で広く利用されているサービスのコネクター実装に注力していくとしており、「LINE WORKS」や「駅すぱあと」などの追加を計画しているという。