Wordの文章校正機能を強化--「Microsoft 365」更新動向【2005版】

阿久津良和

2020-06-05 06:15

 Microsoftが米国時間6月2日に更新した、Microsoft 365各プラットフォームに対する変更内容をまとめる。リリースノートによれば、バージョン2005(ビルド 12827.20268)へ更新したWindowsデスクトップ版は、WordやExcelPowerPoint、OutlookがアニメーションGIFをサポートした。Wordであれば文書内、PowerPointならばスライド内にアニメーションGIFを配置し、再生回数などを詳細に設定できる。

 Wordには、文法確認やスペルチェックを実行する「エディター」という機能が加わった。既存の文章校正機能を利用し、日本語であれば「誤りのチェック」「表記の揺れ」「表現の推敲」を確認できる。また、Wordは頭字語を他のユーザーが用いる使用状況に基づいて展開する機能が加わった。

Wordで作成した文章をチェックする「エディター」。チェック範囲はオプションの文章校正機能から行う
Wordで作成した文章をチェックする「エディター」。チェック範囲はオプションの文章校正機能から行う
連なったアルファベットを通常の単語と同じように発音するアクロニムだけではなく、頭文字をアルファベットのまま読むイニシャリズムにも対応する
連なったアルファベットを通常の単語と同じように発音するアクロニムだけではなく、頭文字をアルファベットのまま読むイニシャリズムにも対応する

 Excelは株価や地理データを取得するデータ型を供えているが、今回のバージョンからは類似したデータ値を入力すると、自動的にデータ型へ変換する機能が加わっている。PowerPointは他のユーザーがスライドに加えた変更をプレゼンテーション中に表示することを可能にした。

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