森永乳業は、顧客へ製品をダイレクトに届ける「宅配ミルク」などのウェブサービスに、可観測性プラットフォーム「New Relic」を導入した。
New Relicは、デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況まで観測するソリューション。システムパフォーマンスの可視化、短時間のトラブルシューティングを可能にする。グローバルでは、AirBnBやGitHubなど1万7000社、Fortune 100企業の過半数に導入されている。
森永乳業では、現在50以上ものデジタルサービスやサイトを運営しており、デジタルビジネス運用の内製化を進めるため、多くのウェブサービスをAmazon Web Services(AWS)へと移行した。
一方、利用顧客の拡大や顧客接点の拡大が進む中、限られた人員リソースでのウェブサービスの信頼性やパフォーマンス改善を行う必要に迫られていたという。
New Relicについては、日本人による日本語のサポートがあること、ユーザーインターフェースが直観的操作に優れているという点を評価し採用に至った。今回の導入でログ調査を基本とした障害対応を行っていた時期と比較して90%以上の工数削減を将来的に見込んでいる。