ソフトウェア分析サービスを手がけるNew Relicは米国時間11月5日、2016会計年度第2四半期決算(9月30日締め)を発表した。純損失が1480万ドル(1株当たり0.31ドル)となり、非GAAPベースでは、売上高が前年同期比69%増の4290万ドル、1株当たりの純損失が0.17ドルとなった。
アナリストらの予想では、売上高が4120万ドル、1株当たり損失が0.22ドルになるとみられていた。
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New Relicの最高経営責任者(CEO)で共同創業者のLew Cirne氏は、事前に準備した声明で、同社のソフトウェア分析クラウド製品は「堅調に採用」されていると述べた。
第2四半期決算報告によると、New Relicの有料法人顧客数は9月末時点で約1万2840に及ぶという。
また、New Relicは5日、Opsmaticを買収したと発表した。Opsmaticは、DevOpsチーム向けのリアルタイムでのインフラ可視化サービスをクラウドベースで提供する新興企業で2013年に創業した。
Cirne氏は今回の発表で、インフラ構成の変化に対するより深い洞察をもたらすOpsmaticのテクノロジを獲得することで、New Relicはより充実したソリューションを提供できるようになると述べている。
「これは特に重要なこととなる。というのもわれわれは、今日のソフトウェアチームが成功を収めるうえで、アプリのあらゆる要素、すなわちインフラからユーザーエクスペリエンスに至るまでのすべての要素をリアルタイムで可視化する必要があると確信しているためだ」(Cirne氏)
買収の金銭的条件は明らかにされていない。New RelicとOpsmaticはともにサンフランシスコを拠点としている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。