クアルトリクスは7月30日、新型コロナウイルスの流行以前にオフィスで働いていた男女500人を対象にした「Return to Work & Back to Business Study」調査の結果を発表した。オフィスに戻りビジネスを再開した人々がどのように感じているかを調査した。
7割以上が一時的に在宅勤務を経験した後にオフィスでの勤務に戻ったことが明らかになっている。しかし、オフィスに戻って快適に働いているのは8%に過ぎず、半数以上が不安を抱えていることが判明している。
※クリックすると拡大画像が見られます
※クリックすると拡大画像が見られます
※クリックすると拡大画像が見られます
※クリックすると拡大画像が見られます
※クリックすると拡大画像が見られます
7月2~13日に調査した。有効回答数は501。クアルトリクス EXソリューションストラテジー ディレクター市川幹人氏は以下のようにコメントしている。
「日本における新型コロナウイルス感染者数は、7月中旬頃から拡大傾向を強めています。前月から出勤を再開させる企業が増えていた中での感染拡大ですので、当然不安を感じる従業員は少なくありません。それでも職場に戻る理由をみると、金銭的な必要性、仕事やポストの維持、会社や同僚からのプレッシャーなど、やむを得ずの選択が多いことが確認されます」
「一方、職場での不安感は、会社による衛生面での対応で解消されるものが散見されます。もちろん、出勤する従業員の間でも互いに衛生面で配慮することが不可欠です。今後は、7月下旬以降、再び在宅勤務に戻す企業の増加が予想されることからも、状況に応じて働く場所と時間を従業員が柔軟に選択できるようにしつつ、生産性の高い仕事を実現する環境づくりが重要と考えられます」