ソフトバンクと日本通運は10月14日、物流業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する合弁新会社「MeeTruck」を4月に設立し、10月14日にトラック輸送を担う物流事業者向け配車支援のクラウドサービスを開始したと発表した。
新サービスは、事業者が受注した運送業務の案件登録やトラックの割り当て、勤務計画表の作成などをウェブ上で誰でもいつでもどこでも行え、一元管理するもの。今後は受発注や実績管理などの機能を追加するという。

アプリイメージ
また、2021年度中にも第2弾サービスで物流事業者と荷主企業のマッチングサービスを提供する。配車支援サービスのデータなどを元に、人工知能などを使って条件に合う事業者も組み合わせ効率的に見つけるとしている。
物流業界はコロナ禍で通信販売の拡大から荷物量が急増する一方、慢性的にドライバーが不足している。また、拠点のホワイトボードに手書きで配送管理などを行っており、デジタル化が課題だった。
MeeTruckは4月2日に設立済みで、出資比率はソフトバンクが51%、日通が49%になる。