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大きな不確実性にどう対応するか--リーダーのための4つのヒント

Mark Samuels (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2020-10-21 06:30

 社会全体が異常事態に陥っているこの時期に、チームや企業が進むべき道を示す役目を負っているリーダーは、不確実性にどう対処すべきなのだろうか。この時代に、将来に向けて計画を立てるためにはどうすればいいのだろうか。この記事では、4人の専門家に、不確実な時代を切り抜けるためのベストプラクティスを聞いた。

1.長期的な優先順位を正しく設定する

 Capital One Europeの最高技術責任者(CTO)であるJoseph Soule氏は、危機に対処するために重要なのは、実際に起きた個々の出来事ではなく、最初から危機を考慮に入れたビジネスの形を作っておくことだと話す。Soule氏によれば、Capital Oneでは常に変化と不確実性に備えることを重視しているという。

 Soule氏は、「もし、2019年の世界観を前提としたような、5つの大型プロジェクトを進めながらこの状況に入っていたら、大変なことになっていただろう。しかし、そうではなかった。当社には60のアジャイルチームが存在しており、普段は毎年の投資計画に対して、それぞれがリファインメントされた約3スプリント分程度のバックログを抱えている。このような仕組みになっていたのは、業務のキャパシティを管理するためだった」と述べた。

 ロックダウンが始まった時、それらのアジャイルチームは、事業部門が直面した問題を解決することができた。その際、大きな観点からの課題については、劇的な方向転換を行うのではなく、一時停止された。ITチームの本来の仕事は、機能志向ではなく、事業部門のために仕事をすることだからだ。

 「各チームは、顧客のためにやっている仕事に力を集中した」とSoule氏は述べた。「おおまかに言えば、それらのゴールは今までとそれほど違っているわけではない。その至上命題は、時の試練を経てきた。そして、時の試練を経る中でも、多くの人の目的はやはりそうした問題を解決することに関わるものだった」

2.シナリオプランニングの技法によってさまざまな未来に備える

 人材紹介会社のHarvey Nashで最高情報責任者(CIO)紹介事業の責任者を務めているLily Haake氏は、企業のリーダーが直面している変化は、新型コロナウイルスの蔓延だけではないことを認識しておくべきだと述べている。「私たちは、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)、新型コロナウイルス、気候変動などをはじめとして、あらゆることが不確実な時代に突入した」とHaake氏は言う。

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