総務省は10月30日、2020年度の「テレワーク先駆者」と「テレワーク先駆者百選」を発表した。特に優れた取り組みを行っている企業・団体を表彰する「総務大臣賞」では5社を選定している。
テレワーク先駆者は、テレワークの導入・活用を進めている企業・団体を選定するもので、総務省はその中で十分な実績を持つ企業などをテレワーク先駆者百選として公表している。2020年度は、テレワーク先駆者として新たに沖縄クロス・ヘッドと関西電力が選出された。テレワーク先駆者百選には60団体が新たに選出されている。
総務大臣賞に選ばれたのは、江崎グリコ、キャスター、チューリッヒ保険、富士通、⼋尾トーヨー住器の5社。長年にわたる育児や介護に従事する人材の業務との両立支援、テレワーク業務を前提にした組織体制の構築、90%を超える高いテレワーク実施率、中古住宅などを活用したサテライトオフィス導入といった取り組みが評価された。
「テレワーク先駆者百選」総務大臣賞選出企業の取り組み(出典:総務省)
総務省は、総務大臣賞に選出した企業の表彰式を11月30日に東京・御茶ノ水ソラシティで開催予定の「『働く、が変わる』テレワークイベント」の中で実施する。なお、新型コロナウイルス感染症の状況により、オンライン開催に変更する可能性があるとしている。