商用ウェブサイト上の右側などに、「ご用件をお聞きします」といったように、チャット画面が出てくる場面が多くなってきた。チャットからの人の問い掛けに、自動で答えを返すプログラム「チャットボット」の導入が広がってきている。
チャットボットには、あらかじめ用意したシナリオに沿って答えを返すルールベース型と、機械学習を用いるものがある。
機械学習型は、活用が進むほど、蓄積したデータによって精度が高まるなど、学習が進んでいき、より人に近い正確性で受け答えができるようになっていく。
チャットボットはいま、さまざまな業界に導入されている。三菱UFJ銀行は、顧客向けコールセンター業務をチャットボット化するため、 Google Cloudサービスの「Dialogflow」を導入したと発表している。
密回避という社会的な要請もある中、店舗での接客の機会が減っていることなども、チャットボット導入を後押ししているようだ。導入事例を中心に、チャットボット活用を取り上げた記事を集めた。