レンタルDVD・リユースショップ大手のゲオホールディングスは、SAPジャパンのERP(統合基幹業務システム)「SAP S/4HANA」の採用を決定した。変化を続けながらの事業領域拡大と将来を見据えた成長を目指す。
1986年に愛知県豊田市でレンタルビデオ店を開業してから約30年、全国に1900を超える店舗ネットワークを構築した同社は、レンタルやゲーム買取販売の「ゲオショップ」、衣料・服飾や家具・家電の買取販売の総合リユース「セ力ンドストリー卜」などの店舗運営を行っている。
グループの中核であるゲオショップは、合併買収などにより積極的に店舗網を拡大しており、市場環境の変化に対応したグループ全体の事業領域拡大のためリユース市場にも本格参入し、運営の効率化による利益拡大に取り組んでいる。
同社は今後、変化に対応しながら事業領域拡大と成長を実現するためには、「業務の標準化・効率化による業務負荷低減と決算早期化」「事業拡大への対応と基幹業務基盤の刷新」「経営判断のスピード向上を実現する情報活用」を実現できる経営基盤の強化が必要と考え、今回の採用に至った。