「Google Chrome」大好き人間だから伝えたい“推し小技”--2020年下半期版(2)

池田園子

2020-12-08 07:30

 もし「一番好きなブラウザーは?」と聞かれたら、迷わず「Google Chrome」と答えるだろう。基本的にGoogle Chromeを使っていて、他のブラウザーを使うシーンは例外的だ。複数のブラウザーでの見え方確認が必要なときくらい、と言っても大袈裟ではない。

 シンプルで直感的な操作ができる、簡単に使えるという点が、Google Chromeを長く使い続けている主な理由である。

 ブラウザー上で完結する仕事は少なくない。そのため自分と相性のいいブラウザーを選ぶと、仕事のスピードは上がると考えられる。その点でGoogle Chromeはとてもおすすめだ。

 本連載では、業務効率化・合理化に役立つGoogle Chrome便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第2回目で、PCで使う場合を想定。

1.キーボードからページ移動やテキスト選択を素早く実行する

 マウスの代わりに、キーボードを使ってページ間を移動したり、テキストを選択したり、リンクをクリックしたりする機能「カーソル ブラウジング」。素早い動作が可能になるため、時短を意識したいなら、この機能をオンにしておくといいだろう。

 3つの丸が縦に並んだボタン(Google Chromeの設定)→「設定」→「詳細設定」→「ユーザー補助機能」→「テキスト カーソルを使ってページ間を移動する」をオンにすればいい。

 この設定は、ショートカットキー「F7」をキーボードで押すことでも可能。Google Chromeの設定画面に進まなくても、F7を押せばカーソルブラウジングのオン/オフを簡単に切り替えることができる、と知っておきたい。

2.ショートカットを設定し、必要なサイトへのアクセスを時短化する

 Google Chromeで新規タブを開いた際に、よく使うサイトが表示される状態にしておくと、目的のページへ瞬時にアクセスできる。

 設定方法は簡単だ。Google Chromeで新規タブを開き、画面右下にある鉛筆マーク(カーソルを置くと「このページをカスタマイズ」と表示される)をクリック。すると設定画面が立ち上がり、ここから「背景」「ショートカット」「色とテーマ」をカスタマイズできるようになる。

 「ショートカット」をクリックし、ユーザーの選択したショートカットが表示される「カスタム ショートカット」か、よくアクセスするウェブサイトに基づいておすすめのショートカットが表示される「よくアクセスするサイト」のいずれかを選択し、「完了」をクリックしよう。

 「カスタム ショートカット」を選んだ場合、追加したいショートカットがあれば、新規タブを開いたとき、画面下に表示される「+ショートカットを追加」をクリック。ページの名称とURLを追加し、「完了」をクリックすればOKだ。

 自分にとって使いやすい方の設定を選び、必要なショートカットを適宜追加・入れ替えしながら使うのをおすすめしたい。

3.音声検索を使い、検索ワードの入力を時短化する

 音声入力が一般化してから、私たちが文字を入力する手間は、格段に減ったのではないかと思う。

 Google Chromeで何かを検索する際も、音声入力を使ってみてはどうだろうか。Google Chromeには音声検索という機能がある。

 早速使ってみよう。Google Chromeを開き、新規タブを開いた後、画面中央にある「Google で検索または URL を入力」端にあるマイクのマークをクリック。

 すると画面が切り替わり、大きなマイクと「お話しください」の文字が表示される。検索したいワードを明瞭に発音すると、ワードが自動的に入力され、瞬時に検索結果の画面へと遷移する。

 この音声検索を使う際は、PC本体におけるマイクの設定を事前に確認しておく必要がある。併せて、Google Chrome上でマイクを使うには、「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」→「権限」→「マイク」を確認しておこう。「アクセスする前に確認する(推奨)」がオンになっているのが安心だ。

 第3回に続く。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  5. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]