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NECと聖隷浜松病院、入室管理に顔認証活用-- カードの紛失リスクや管理負担を軽減へ

NO BUDGET

2021-01-05 07:00

 NECは聖隷福祉事業団総合病院聖隷浜松病院(聖隷浜松病院)に、同社の顔認証技術を活用した入出管理システムを提供した。聖隷浜松病院は、総合周産期母子医療センターを対象に2021年1月から同システムを運用する。

 患者や家族は事前に顔情報を同システムに登録することで、病棟やNICU(新生児集中治療室)、GCU(新生児回復室)に入ることができる。登録した本人以外は入ることができないため、ICカードの不正入手による「なりすまし」や新生児の連れ去りの防止が期待される。また、ICカードの紛失リスクや管理負担を軽減しつつ、スムーズに入室することが可能となる。

 なお、同システムは顔情報の使用に同意して登録した患者と家族のみが利用でき、同意を得ていない患者や家族の顔情報保持や顔の照合を行うことはないとしている。

顔情報を登録する様子(左)、顔認証による入室の様子(右)(出典:NEC、聖隷浜松病院)
顔情報を登録する様子(左)、顔認証による入室の様子(右)(出典:NEC、聖隷浜松病院)

 同システムは、NECの電子カルテシステム「MegaOakシリーズ」との連携が可能。電子カルテシステムの患者情報に入室可能な家族の顔情報を登録することで、家族が入室できる病棟を自動設定できるほか、電子カルテシステムに入力された入退日情報から入室できる期間も自動で設定できる。そのため、入室権限変更の漏れやタイムラグをなくし、より安全な入室管理が可能になるという。

 聖隷浜松病院では、新生児の連れ去りを防止するため、従来は患者や家族にICカードを配付し入室管理をしていた。だが、ICカードの不正入手や回収漏れなどによる紛失が懸念されるほか、患者側はICカードを管理する負担が生じること、病院側はICカードの登録作業が煩雑なことが課題となっていた。また、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、感染管理の視点からも衛生的な仕組みが求められていた。

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