ONE WEDGEは2月4日、Amazon Web Services(AWS)をはじめとするクラウドコンピューティングを使用したサーバーレス開発支援サービス「Serverless ONE」の提供を開始した。
サーバーレスとは、ユーザーがサーバー環境を用意することなくアプリケーションの稼働に必要な機能をクラウド上などのプログラムにより実行できる仕組み。AWSなどのクラウドコンピューティング側でサーバーの管理を行うため、開発者はプログラミング開発に専念することが可能となる。
Serverless ONEは、従来のアプリ開発で必要とされていたサーバー構築やミドルウェアなどのハードウェア側の環境設定を、AWSなどであらかじめ管理された状態で提供するシステム開発サービス。必要な分を必要な分だけ課金する従量課金制の料金設定となっている。
構成例としては、SNSと連動したアンケート収集やライブ配信、災害連携といったソリューションが挙げられている。AWSなどのさまざまなクラウドコンピューティングサービスを組み合わせ、サービスの機能拡張も容易だという。
また、文部科学省が学校施設などの被害情報収集を迅速化・効率化する実証研究業務に、Serverless ONEを活用することが決定している。実証業務で活用する収集システムをサーバーレスで構築することで物理サーバーを設置せずに、アプリケーションに必要なマシンリソースの割り当てを動的に管理する。開発期間は約1カ月を見込んでいる。