宮崎のブランド豚肉「まるみ豚」を展開する協同ファーム(宮崎県児湯郡、授業員数26人)は、オフィス以外の業務現場向けモバイルアプリを簡単に開発、運用、配布できる「Platio(プラティオ)」を導入。
現場の紙台帳をアプリに置き換え、業務を効率化したという。2月16日、導入を支援したシステムフォレスト(熊本県人吉市)が発表した。
ミルクの日々在庫数を記入する「繁殖場ミルク管理日誌」、肉豚数の日毎推移を記入する「肥育場肉豚管理日誌」といった事務所保管の紙台帳をスマホ、タブレット向けアプリに移行。把握した数値を現場でそのまま入力できるという。
ワンタッチで入力できる選択ボックスや必須項目などを活用し、負担を軽減しながら誤記入や記入漏れを防止。計算間違いや記入漏れなど、“あたりまえ”と捉えていた二度三度の手間がなくなったという。
メモを事務所に持ち帰る必要がなくなり、関連する従業員への即時共有可能。
自動でデータ化できるため、表計算ソフトで作成するオリジナル帳票への転記作業がなくなったとしている。
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Platioは、iOSやiPad OS、Androidに対応した現場業務向けのデータ入力アプリ作成、配信と、収集したデータの活用ができるクラウドサービス。
ブラウザからアクセスして入力ツールとなるアプリを設定、配信する「Studio」、モバイル端末でデータを収集する「アプリ」、収集したデータをブラウザで活用する「Data Console」の3つで構成する。さまざまな現場にマッチするテンプレートを100種類用意し、ノーコードでモバイルアプリを作成できるという。
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税別月額利用料は、保存データ容量10GBまでの「Standard」が2万円、100GBの「Premium」が9万円、3TBの「Enterprise」が20万円。いずれも10ユーザーまで活用できるという。