JA共済、セールスフォースの金融機関向けクラウドを導入

NO BUDGET

2021-05-12 09:28

 全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)は、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進を目的に、セールスフォース・ドットコムの金融機関向け資産管理ソリューション「Financial Service Cloud(FSC)」を導入した。今回のFSC導入は国内最大規模という。

 JA共済連は、利便性向上とJA職員の活動を最大化できるよう、多くのチャネルから得られる利用者情報をJA内で横断的に参照・共有できる機能の構築を進めていた。また、スマートフォンなどの普及と新型コロナウイルス感染症対策として非対面・非接触でのコミュニケーションニーズが高まっていることも、今回の導入の背景となっている。

 複数のソリューションを検討した結果、FSCを選択した理由として、世帯管理機能など金融業務向けに機能拡張したツールであることに加え、保険業界に特化した機能がアップデートにより拡張されており、導入までの費用と開発期間の削減ができることを挙げている。また、国内大手金融保険機関で利用されており、既にJA共済連でも、その他システムでのセールスフォース導入実績があることもポイントとなった。

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