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スーパーストリーム、非定型の請求書に対応のOCR--支払いと仕訳を自動生成 - (page 2)

阿久津良和

2021-05-25 06:30

 SuperStream-NX AI-OCR(請求書明細)では、非定型の請求書でも明細情報まで画像解析(請求書情報読取)可能なことが特長になる。請求書に記載されている住所や請求書番号、支払日、請求金額のほか、請求書明細に複数行に記載されている注文番号、数量、単価、金額などの情報を読み取ることが可能としている。請求書読み取り専用AIを搭載しているので、事前に請求書ごとに読み取る箇所を設定しておく必要はない。

 デモンストレーションを視聴したところ、SuperStream-NX AI-OCR(請求書明細)はMicrosoft Azure上で動作し、非定型の請求書を画像解析して、読み取った請求書を深層学習(ディープラーニング)で学習しながらAIの精度を向上させる機能を併せ持つ。

 SuperStreamシリーズの導入企業は2021年3月末時点で9779社に達し、うち上場企業は累計で822社。スーパーストリーム 代表取締役社長 角田聡志氏は「2021年度末に導入社数1万社達成を目指している」と説明する。

 非定型の書式や前述した科目の推論は導入各社が使い続けることが精度向上にも寄与することは想像に難くない。「使えば使うほど効率化につながり、おそらく5~10年後は(競合他社製品と)大きな差を付ける」(山田氏)と自負する。

 読み取った請求書は「e文書法」をサポートする「証憑管理e文書対応オプション」を有効にすることで電子保存が可能になる(e文書法は「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」と「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」の2つの法律から成り立つ)。

 ペーパーレス化の可能性については「われわれもなくしたいが、中小企業などIT投資負担の温度差もあるため、デジタル化した請求書が主流になってもゼロにはならない」(山田氏)

 AI-OCR機能強化とともに、2021年10月からの導入を予定している電子インボイスの国際規格「Peppol(ペポル)」への対応も予定している。

 SuperStream-NX AI-OCR(請求書明細)は、300dpi以上の読み取り性能を持つスキャナーに対応し、「最近ではスマートフォンもある(のでスキャナー以外の選択肢もある)」(山田氏)。また、JIIMA(日本文書情報マネジメント協会)が推進する「電帳法スキャナー保存ソフト認証」も受けている。

 今後の重点戦略として、角田氏は「製品品質の向上と、クラウド専門部隊『SSクラウド部』を新設してサブスクリプション型ビジネスへの変革を図り、85社のパートナー企業とともにSuperStreamソリューションの提案」に注力することを表明した。

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