TBSホールディングス(港区、単体従業員数110人)は、グループ17社と活用する会計システムを刷新。
放送、メディア業界への導入実績と機能要件の柔軟性から統合基幹業務システム(ERP)パッケージソフト「Biz∫(ビズインテグラル)」を採用し、「Amazon Web Services(AWS)」のクラウド環境上に構築したという。2020年11月から稼働、1月の四半期決算処理は完了済と説明している。2月24日、NTTデータ・ビズインテグラル(港区)、導入を支援したJSOL(中央区)などが発表した。
人工知能(AI)を活用するOCRサービス「領収書Robota」を採用し、紙の領収書やレシート画像の読み取りが可能。立替精算伝票のほか、請求書払い、ギャラ支払い、購買といった多種多様な伝票に対応できるという。

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スマートフォンでの入力機能も実装し、現場での会計業務負荷を軽減したとしている。
「intra-mart ワークフロー」の活用で、承認形態を紙伝票への押印から電子ワークフローへ変更。起票、承認作業を迅速化、ペーパーレス化し、領収書の電子帳簿保存法にも対応できるという。
ビジネスインテリジェンス(BI)ツール「DaTaStudio@WEB」の採用で、番組プロデューサーなどの制作現場社員へ、番組別損益状況の提供が可能。有価証券を管理できる「BTrex有価証券」も活用すると説明している。

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JSOLは、大企業向けの大規模プロジェクト、メディア業界の実績などを理由に選定されている。