調査

「活用できるデータの種類・量・品質」がビジネス成果獲得の最重要要因--ガートナー調査

NO BUDGET

2021-06-14 07:15

 ガートナー ジャパンは、日本におけるデータの利用/活用の現状に関する調査結果を発表した。

 データ活用に関連したビジネス成果の獲得についてたずねたところ、成果を「十分に得ている」もしくは「ある程度得ている」という回答の割合は、2018年以降3年間の推移を見ても一進一退だった。ビジネス成果獲得の成功要因と阻害要因を、選択式でそれぞれ3つたずねたところ、成功要因として最も多く挙げられたのは「活用できるデータの種類・量・品質」(59%)だった。

ビジネス成果獲得に貢献した要因や取り組み(貢献度の高いもの上位3つを選択)
ビジネス成果獲得に貢献した要因や取り組み(貢献度の高いもの上位3つを選択)

 この調査は2020年11月に実施された。回答者の60%超はデータの利用/活用に対して課題意識を持っており、そのうち20%超が組織全体の課題(経営課題)として認識していることが分かっている。

データの利用/活用によるビジネス成果獲得の阻害要因(重大度の高いもの上位3つを選択)
データの利用/活用によるビジネス成果獲得の阻害要因(重大度の高いもの上位3つを選択)

 阻害要因としては「スキルや人員の不足」と並び、「データリテラシーの不足」が挙げられた。グローバルで実施した調査でも、データリテラシーは成功の阻害要因として挙げられており、ガートナーでは、データドリブンな組織文化を根付かせるためにも、データリテラシー向上への投資は優先すべきだとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]