ウイングアーク1stは6月22日、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの新版「MotionBoard Ver.6.2」を発売した。3Dマップアイテムを機能強化し、動的オブジェクトの実装が可能になった。
具体的には、配置するオブジェクトに対してひも付けるデータの内容変更に応じて、位置や大きさなどオブジェクトの状態を変更できるようになった。これにより移動物体の表現や設備の稼働や異常発生時のアラート表現をすることが可能になった。
製造現場や生産現場の状況をデジタル空間上で再現することで、例えば、生産部門と経営/営業部門の間でスピーディーな情報伝達を可能にしたり、生産現場の状況を分かりやすく伝えたりできるようになる。同社は「製造業のDX(デジタル変革)推進」を狙う。
また、ダッシュボード上に配置したアイテムの設定内容をHTMLファイルで出力可能になったほか、チャート、明細表、地図アイテムからCSV/Excelデータをパスワード付のZIPファイルでダウンロード可能になった。従来の日本語、英語、中国語に加え、新たに20言語に機械翻訳で対応した。
クラウド版とパッケージ版が用意される。クラウド版は10ユーザー当たり月額3万円(税別)、パッケージ製品は同230万円(初年度の年間保守料金を含む)。