TISと日本IBMは、メインフレームを活用した企業の基幹システムのモダナイゼーションを支援するため協業する。当初は製造業界と金融業界の大規模なレガシーシステムに注力する。
営業活動を共同で行うとともに、TISの「Xenlon〜神龍 モダナイゼーションサービス」を活用し、構想策定のコンサルティング、アプリケーション移行前の検証、アプリケーションの移行、システムテスト、保守運用までを協力して進める。
Xenlonは500万ステップを超える大規模システムのレガシー言語(COBOL、PL/Iなど)をリライトツールを用いてJavaに変換し、オープン環境へ移行するサービス。
今回の協業では、XenlonをベースにしたTISのモダナイゼーションに関するノウハウや優位性と、IBMのメインフレームにおけるアプリケーション開発やアーキテクチャー設計における知見、グローバルや国内で培ってきたモダナイゼーションに関する豊富な経験などを活用していく。
両社は、協力体制を確立することで、メインフレームのモダナイゼーションを進める企業に対して、経済合理性に適う最適なソリューションによるエンドツーエンドでの支援が可能となり、企業が求めるデジタルトランスフォーメーション(DX)への道筋を提供できるとしている。