マイクロフォーカスは、ITモダナイゼーションツールである「Micro Focus Visual COBOL」および「Micro Focus エンタープライズ製品」の新バージョンを発売した。
新バージョン(6.0)は、既存のCOBOL資産やメインフレームアプリケーションの強みを生かして、低リスクのモダナイゼーションソリューションを提供する。さらにインサイトを重視した新たなツールやAPI開発能力、強固な導入オプションを通じて、開発者にクラウド戦略を実現しながらCOBOLやメインフレームの複雑なシステムを活用できるよう支援する。
Micro Focus Visual COBOL 6.0では、最新の統合開発環境により新規のAPI開発をこれまで以上にサポートできるようになった。また、新しいリファクタリングツールによって、開発者は既存のCOBOLプログラムからコアビジネスロジックやデータを素早く分離して抽出できる。さらにインテグレーションの面では、拡張されたDockerコンテナーやKubernetes、クラウドのサポート機能を利用してCOBOLアプリケーションを開発、導入、管理が可能となった。
Micro Focus エンタープライズ製品 6.0は、既存アプリケーションから重要度の高い機能を抽出し、SOA/APIを利用した新規サービスとして公開する。さらにモダンデリバリー・ツールチェーンを活用して、基幹業務システムにおける変更を迅速に把握、識別、実行、およびテストを実施する。またDockerや Kubernetes、Microsoft Azure、Amazon Web Services(AWS)を利用して新規ビジネスのサービスを大規模なスケールで柔軟に展開することも可能だ。