CNSとSJJは前述したBlue Yonderとの連携する未来として、販売状況の可視化に販売時点情報管理システム(POS)データを組み合わせ、需要予測を踏まえた発注システムの実現などを目指している。
顧客企業の環境に合わせたカスタマイズ版と、機能をモジュールとして提供するスタンダード版を用意し、「2030年度までにリカーリング(循環)比率を現在の40%から60%まで拡大」(片倉氏)させることを目標に掲げた。
ただし、この数字にBlue Yonder買収完了後の効果は含まれていない。また、海外展開については「地域によって社会課題は異なる」(片倉氏)と慎重な姿勢を見せた。
Blue Yonder買収完了後の効果について山中氏は、「どんな現場も上流業務プロセス領域の影響を受けている。現場を改善するには上流も同様。(Blue Yonderと現場最適化ソリューションが組み合わさることで)価値を提供できるという仮説を持っている」と述べた。

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パナソニックの社内分社であるCNSは、パナソニックの持ち株会社化により、2022年4月にパナソニック コネクトに変更する。