創価大学は、JTBビジネストラベルソリューションズの出張/経費精算管理クラウド「J’sNAVI NEO(ジェイズナビネオ)」を導入した。JTBビジネストラベルソリューションズが発表した。
これにより同大学では、職員の出張に伴うチケット手配の個人立替を廃止し、チケット手配システムと経費精算システムを一体化した。さらに、会計システムまで一気にデータが流れる仕組みを採用し、学内での経費精算プロセスを大きく変更できた。
同大学では、旅費交通費の利用ルールが学内資金と学外資金で異なる場合があるなど独自の運用規定があるため、以前から旅費経費精算についての透明性とガバナンス強化が課題となっていた。
J’sNAVI NEOは、出張のオンライン手配システムと経費精算ワークフローが一体化した出張/経費精算管理クラウド。交通費や交際費などの経費精算はもちろん、国内や海外の出張申請から手配、精算、支払いにも活用可能。JTBのオンラインチケット予約システムを搭載しており、出張旅費はJTBから一括請求されるほか、キャッシュレス・ペーパレスも可能となる。
分散していた経費精算や出張関連業務を一元管理でき、細かいルール設定で既存の出張/経費規程を変えることなく、経費精算のデジタル化が可能となる。
また、改正電子帳簿保存法の要件に適合し、AI-OCR(人工知能を活用した光学文字認識)を用いた領収書などの読み取りにも対応する。コーポレートカードや交通系ICカードの取り込み、運賃検索ソフトとの連携、モバイル承認ができるスマートフォンアプリを搭載し、CSVやAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)による各種会計システムとの連携も可能だ。
同大学では、チケットレス、キャッシュレスの促進のほか、出張先の事故や遅延に関する状況の集約とガバナンス強化や、申請から最終承認までの時間や工数の削減できることから、今回の導入に至った。
電子承認によるリモートワーク環境でも遅滞なく経費精算業務が行えることや、近隣交通費精算においても証憑書類を必要とせず、ペーパーレス精算が可能なことも採用ポイントだったという。