イオンフィナンシャルサービスら、マレーシアでデジタルバンク事業へ

NO BUDGET

2022-05-09 18:08

 イオンフィナンシャルサービスとその子会社AEON Credit Service Berhadは、マレーシアの財務大臣からデジタルバンクライセンスを取得した。同ライセンスの取得はマレーシアで初だという。

 このライセンスの取得により両社は、マレーシアでデジタルバンク事業を開始し、個々の顧客ニーズに合わせて預金や保険、少額ローンなどの金融商品・サービスを提供する準備が整った。

 技術面においては、米フィンテック企業MoneyLionと協業する。人工知能(AI)を活用した分析など技術を導入し、家計管理や収支計画の改善支援など、データ分析を通して顧客に合った情報提供を行う。

 今後、顧客の収入やライフステージの変化により金融ニーズが変化しても、継続して金融サービスを受けられるように金融商品/サービスを拡充し、今まで金融サービスにアクセスし難かったアンバンクト層(既存の金融サービスを受けられていない層)など、幅広い層が気軽にアクセスできる環境を提供する。

 さらにイオングループの各社などと連携して顧客ニーズに合った商品を推奨するなどのサービスを提供するとともに、マレーシアで普及しているイスラム金融方式を採用することで、マレーシア現地に根付いた商品やサービス提供を進める。イスラム金融とは、イスラム法「シャリア」に則った金融取引の総称で、ムスリムでない人でも取引が可能。

 AEON Credit Service Berhadは、1996年にマレーシアで設立され、2007年にマレーシア証券取引所に上場している。約240万人のクレジットカード会員とメンバカード会員の顧客基盤を有し、マレーシア有数のノンバンク会社だという。近年では、イオン小売事業とのアプリ連携、ポイントの共通化など、小売と金融の相互作用を発揮している。

 マレーシアでは中間層の拡大が見込まれており、アンバンクト層およびアンダーバンクト層(既存の金融サービスを十分に受けられていない層)に対する金融サービスの提供、いわゆる「金融包摂」が求められている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    【マンガ解説】まだ間に合う、失敗しない「電子帳簿保存法」「インボイス制度」への対応方法

  2. セキュリティ

    企業のDX推進を支えるセキュリティ・ゼロトラスト移行への現実解「ゼロトラスト・エッジ」戦略とは

  3. 経営

    2023年データとテクノロジーはどう変わるか 分析プラットフォームベンダーが明かす予測と企業戦略

  4. セキュリティ

    リモートワークで浮き彫りとなった「従来型VPN」、課題解決とゼロトラスト移行を実現する最適解

  5. セキュリティ

    第2世代EDRはココが違う 「自動化」でエンドポイントセキュリティの運用負荷・コストを削減

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]