東京都千代田区に本社を構えるNTTドコモは、本社ビルの顔認証入退ゲートシステムに人工知能(AI)顔認証プラットホーム「SAFR」を導入した。同プラットホームを提供するリアルネットワークスが7月5日に発表した。
SAFRはライブビデオ用に最適化されており、自動改札や入館ゲートなどでの迅速な顔認証を可能にするという。入退室管理から迷子検索、個人を特定しない属性分析、最近ではマイナンバー健康保険証の読取機にも採用されている。
ドコモでは入退ゲートシステムの設置に当たり、物理セキュリティと利便性の両立を目指していたという。SAFRは、反応速度と高いセキュリティ、そしてマスク着用時も高い認識率を保ち、歩きながらでも顔認証が可能な点が評価された。
本社ビルの顔認証入退ゲート
SAFRを搭載した顔認証入退ゲートシステムは、ドコモ本社が入居する山王パークタワーのドコモのエントランスに9基設置され、本社ビルに勤務する約8000人の従業員を対象に稼働している。
ドコモは、SAFRの販売代理店として法人向けに同プラットホームを活用したソリューションの提供を推進していくつもりだ。