安川電機は、営業担当者と拡大販売パートナーの営業員向けの学習プラットフォームとして、学習管理システム(LMS)「CAREERSHIP」を導入した。同製品を開発・提供するライトワークスが10月6日に発表した。
CAREERSHIPは、eラーニングや研修管理、スキル管理など、必要に応じて学習に必要な機能を組み合わせることができる。安川電機は、同製品の導入について「自社オリジナル教材の作成に当たり、作成できる教材の自由度が高いこと」や「受講予約やeラーニング受講、履修管理を一つのシステムで完結できる」といった点を評価した。実際に、導入後は同製品の教材作成機能である「eStudio」を活用し、自社の製品について既存の素材を活用したオリジナル教材を作成したという。
同社では従来、営業担当者や全国の拡大販売パートナーに対する教育は集合研修のみで、利便性や知識の定着化に課題を抱えていた。そこで、学習対象者がどこでも受講できるeラーニングと実技研修を組み合わせたブレンド型学習を確立できるCAREERSHIPを導入。また、管理者や受講者が受講履歴を確認でき、進行状況を把握できることも導入のポイントとして挙げた。
安川電機では、CAREERSHIPの導入により、受講する人数が増加し、受講機会が増えることで、営業担当が製品知識や提案力を向上し、顧客の事業拡大につながると期待している。また、社員が自主的に学ぶ姿勢を浸透させるため、eラーニング教材を網羅的にそろえていくことや、全事業部でのシステム統一によって受講管理を一元化することを目指すという。