上を目指す若きITプロフェッショナルが磨くことのできるスキルセットには、プログラミングからデジタルビジネスに関する専門知識、管理能力、コラボレーション能力に至るまで、さまざまなものがある。
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しかし、キャリアアップを果たしたい場合に注力すべきところはどこなのだろうか。業界の専門家5人に意見を述べてもらった。
#1:チームプレーヤーとしての能力を示す
英国の鉄道会社であるロンドン・ノース・イースタン・レールウェイ(LNER)で最高デジタルおよびイノベーション責任者(CDIO)を務めるDanny Gonzalez氏は、技術的な役割を果たすには技術的な能力(ハードスキル)が必要であり、なしで済むわけもないと述べた。
LNERはこの点から、データ駆動のデジタル変革を今後も推進していく上で必要となるスキルを従業員が身に付けられるよう、時間と資金を投じている。
同氏は「機械学習(ML)を例に挙げてみよう。当社ではチームの複数のメンバーが、こうしたハードスキルを獲得するためにさまざまなタイプのMLスキルアップコースで学んでいる」と述べた。
しかし同氏は、重要な物事を実行する上で必須となるのはソフトスキルだとも確信している。作業計画に関する責任を負うようになれば特にそうだという。
同氏は「目標達成に向けた過程で人々を一致団結させる必要がある。成し遂げようとしている物事に皆が情熱を持つようにするのだ」と述べた。
「チームワークを発揮するには、メンバーが適切に行動する必要がある。会社の中で、自分たちだけで何かを達成できることなどない。他のほとんどすべての業務部門に協力してもらわなければならない。何かを実現するには皆が力を合わせなければならないため、しっかりしたソフトスキルを有していなければ成功への道は遠のいてしまうのだ」(Gonzalez氏)