Sansanは、営業デジタル変革(DX)サービス「Sansan」の「Sansan Data Hub」機能が「Microsoft Dynamics 365」主要製品との双方向API連携を実装すると発表した。Dynamics 365の各種機能を利用し、営業やマーケティング、カスタマーサービスといったさまざまな場面で蓄積した顧客データの統合、最新情報への自動更新が可能になる。
Sansan Data Hubは、複数のシステムに分散した顧客データの統合とリッチ化を可能にする機能。Sansanの人工知能(AI)技術を使った独自テクノロジーである名寄せエンジンを搭載している。
名寄せエンジンはその精度の高さから、顧客データ基盤の質が導入効果を左右する営業支援(SFA)、顧客情報管理(CRM)、マーケティングオートメーション(MA)ツールの提供企業より、API公開に対するニーズが寄せられていたという。このような背景からSansan Data HubのAPIが9月7日に公開されている。
今回の連携によって、Dynamics 365の主要製品である「Sales」「Marketing」「Customer Service」を利用する企業は、営業・マーケティング活動で蓄積した顧客データを包括的に管理・可視化できるようになる。具体的には、Dynamics 365上で顧客データの名寄せが可能になるほか、Sansan Data Hubが外部情報ソースと連携し、会社情報や人物情報をDynamics 365上の顧客マスターに新規で付与、または最新情報に更新する。
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