コラボレーションソフトウェア「Notion」を提供するNotion Labsは米国時間4月11日、スタートアップ支援プログラム「Notion for Startups」の刷新を発表した。
Notion for Startups は、過去にNotionを有料プランで使用したことがなく、従業員数が50人以下、適格投資家からの資金調達が1000万ドル以下のスタートアップ企業を対象としたプログラム。
Notion for Startupsの刷新により、Notion for Startups認定パートナー経由のスタートアップ企業は、ユーザー当たり月額8ドルの「プラスプラン」が6カ月間無料で利用でき、その期間は「Notion AI」を無制限で利用できる。Notion for Startups認定パートナー経由でない場合、プラスプランが3カ月間無料で、その期間はNotion AIを無制限で利用できる。
また、Notion for Startups利用企業がNotionをよりスムーズに導入できるよう、「Startup in a box」ワークスペースへの招待、「Notionスタートアップ チャンピオンズコミュニティ」へのアクセス、「Notionアカデミー」コンテンツも提供される。
Startup in a boxワークスペースは、アイデア創出から事業のスケールに至るまで、スタートアップの各フェーズで必要なテンプレートを備える(日本語版は追って公開予定)。
Notionスタートアップ チャンピオンズコミュニティは、コミュニティメンバーである“スタートアップチャンピオンズ”が互いに学び合い、ベストプラクティスについて情報交換し、Notionチームとつながるための場所。チャンピオンとしてNotionについてより深く学び、広いコミュニティーとネットワークを築くことができる。また、新機能への早期アクセスやNotionチームとの交流の機会なども利用できる。
Notionアカデミーは、会社におけるNotionの活用方法を段階的に説明する動画コンテンツを集約したウェブページ。Notionの基礎を学べる「Notion 101」やスタートアップ向けのコンテンツも用意している。
Notionはドキュメントの作成・共有、プロジェクトの管理、ナレッジの整理など、複数の機能を一箇所で管理することで、費用を削減できるため、資金計画が大切なスタートアップに支持されているとNotion Labsは説明する。現在約8万社のスタートアップ企業がNotionを利用しており、パートナーエコシステムも過去2年間で30倍近く拡大したという。