慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(慶應SFC)は、インタラクティブ動画サービス「TOUCHSPOT」を導入した。提供元のタッチスポットが発表した。
インタラクティブ動画とは、動画内に視聴者がタップできるボタンを設置し、選択ごとのストーリー展開や、気になるポイントの詳細表示などが可能な動画。視聴者一人一人の気になるポイントに合った説明や訴求が可能なため、視聴が維持されやすく、サービスへの理解促進やコンバージョンにつなげることが期待される。数値的には直帰率が200〜300%改善、完全視聴率が20〜40%といった効果が見込まれるという。
慶應SFCは、同校を紹介するインタラクティブ動画を作成し、カリキュラムや入試、キャンパスライフをユーザーの興味に合わせて紹介する設計にした。これまでは学部の説明や独自のカリキュラム、キャンパスライフなど、伝えたいことが数多くある中、それらを文字や画像だけで伝えることに限界を感じていた。特に学部紹介については、総合政策学部と環境情報学部がどちらも学際的で多様であるため、伝え方が難しく解決策を模索していたという。
慶應SFCの担当者は、TOUCHSPOTを活用して作成した動画について、次のようにコメントしている。
「オンラインコンテンツが世の中にあふれている昨今、志願者に対してより効果的に大学の情報を伝える方法を模索していた。インタラクティブ動画を導入することで、大学やキャンパスの魅力を視覚的に伝えること、まるで1つのウェブサイトのように、志願者が能動的に必要な情報を取得できること、この両方を実現できたと感じる。今回の動画の一部には、本学の武田圭史研究室のドローン映像も使用し、SFCの美しい四季を動画に盛り込んでもらった。動画の活用方法も幅広く期待でき、これを機に国内外の学生が“SFCらしさ”に触れてくれることを願っている」