GVA TECHは5月16日、法務管理クラウド「GVA manage」が「Microsoft Teams」アプリの提供を開始したと発表した。
これにより法務担当者は、Teamsから送信した事業部へのメッセージや契約書などの添付ファイルをGVA manageに集約してナレッジマネジメントに活用できる。集約されたデータを検索することで、過去案件の調査で必要となる時間も削減可能。
事業部担当者は、Teamsからメッセージや添付ファイルの送信ができるため、既存の業務フローを変える必要がない。
今回の発表の背景として、GVA TECHは、社内コミュニケーションにTeamsを活用している企業では、メールも併用していることを挙げる。Teamsとメールに情報が散在しやすくなり、それは、法律相談や契約書の作成・レビューといった法務案件についても同様だという。その結果、法務担当者と事業部担当者で案件のやりとりを見落としてしまうリスクが高まり、ビジネスの進ちょくが遅れてしまうという課題があったと同社は指摘する。
また、事業部担当者では、年に数回しか携わらない法務案件のために専用ツールのアカウントを持ったり、使い方を覚えたりすることへの煩わしさがあり、Teamsだけで完結したいというニーズがあったという。
GVA manageは、契約書の作成・レビューや法律相談などの法務案件を一元管理するクラウドサービス。連携しているコミュニケーションツールには、メールやTeams以外に「Slack」がある。また、AI契約書レビュー「GVA assist」や電子サインの「クラウドサイン」「DocuSign」とも連携している。