ジャストシステムは6月19日、プログラミングなどの技術的な知識がなくてもノーコードで業務システムを構築できるクラウドデータベース「JUST.DB」の最新版を7月11日から提供すると発表した。
最新版では、「データフローデザイナー」の自動化処理が強化され、社内のフォルダーに保存された「Excel」やCSV形式のさまざまな帳票ファイルを、自動的にデータベースへ取り込めるようになった。これにより、複数ファイルを手動で集約する手間を削減し、データの活用や分析をすぐに始められる。
また、JUST.DBから社内のフォルダーに帳票形式のExcelデータを保存したり、メールに添付して自動送信したりする機能も搭載された。社内関係者や関連部署への定期的な報告やレポート作成を自動化できるようになる。
入力フォームの値に応じた、高度なチェック機能も搭載された。例えば、「出荷日」が「受注日」よりも以前に設定されている場合に指摘するなど、業務ごとのロジックを反映したチェックが可能となる。1つ目のドロップダウンリストの選択肢により、次の選択肢を絞り込む機能を搭載し、社内で異なる部署や多くのユーザーが使うシステムでも、ミスやストレスのないデータ入力を促進するとしている。
JUST.DBは7月11日から自治体向けののLGWAN-ASP(総合行政ネットワーク)に対応する。庁内の申請書類や職員の報告書など、LGWAN接続端末で取り扱うさまざまなデータの集約から報告にかかる業務を効率化し、自治体業務のデジタル変革(DX)を推進する。
同時ログイン可能なユーザー数で決まる料金体系となっており、ユーザー1人当たり税別月額1万5000円となっている。