アディッシュは8月15日、ノーコードでチャットボットの構築を可能にする「hitobo」に生成AIを用いてFAQ(よくある質問)を自動生成する機能を追加したと発表した。
ヘルプデスク業務の自動化に当たり、負荷の高い業務の一つに「Q&Aリストの作成」がある。「ChatGPT」などの生成AIの普及により文章の自動生成や要約、Q&Aの分類が容易となり、業務効率化が期待される。
しかし、生成AIサービスの利用については、「生成AIの回答を使用するファイルやツールへコピーする反復作業」や「生成AIによる出力結果が完了するまで画面の前で待つ時間」「生成AIにより作られるQ&Aのカテゴリー分類が利用者が理解しやすい分類にならない場合がある」といった課題が生じる。
新機能を利用することで、生成AIに指示を繰り返すことや、テキストをコピーする反復時間など非効率な作業を合理化できる。また導入サポートを活用して、適切なFAQにするためのカテゴリー分類の設計と、カテゴリー名からQ&Aを自動分類できるようになり、FAQの構築時と運用開始後の作業の効率化が実現する。
新機能では、PDFファイルやURLの読み込みだけで、指定した数のQ&Aを自動で生成できるようになる。同時にQ&Aのカテゴリー分類も自動作成する。これにより、生成AIにテキストをコピーする反復時間を削減し、ヘルプデスクの業務効率化を促進するとしている。なお、連携する生成AIは、ChatGPTを提供するOpenAIのAPIになる。
併せて9月下旬から、hitoboの導入サポートとして自動生成によるQ&Aリストの作成やカテゴリー分類の設計などを支援する。要望に応じ、導入時にhitoboへのQ&Aリストの登録も代行する。
導入サポートは、月額費用が6万5000円(税込7万1500円)、初期費用が5万円(税込5万5000円)。
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