チップメーカーのIntelは米国時間9月12日、次世代データ転送規格「Thunderbolt 5」の仕様を発表した。Thunderbolt 5を採用したPCや周辺機器は2024年に登場する見込みだ。この規格により、ゲーマーやクリエイティブ分野のプロは超大型8Kモニターをコンピューターに接続できるようになるとしている。
提供:Stephen Shankland/CNET
Thunderbolt 5は、「USB4 Version 2.0」と同じ基礎技術を使用する接続規格だ。それにより、データ転送速度は前世代「Thunderbolt 4」の40Gbpsから2倍となる80Gbpsを実現するとIntelは述べている。この高速化は、より大型のモニターや、ハイエンドのストレージアレイのような負荷の高い周辺機器をサポートすることを意味する。一般的なノートPCのユーザーには必要ないが、ハイエンドのハードウェアを使う人には役立つだろう。
まだ製品が出荷されていないUSB4 Version 2.0と同様、Thunderbolt 5は、データ転送速度を非対称に再配分することで、PCから周辺機器への転送速度を最大120Gbpsにブーストするモードを搭載する。その場合、逆方向の転送速度は40Gbpsに半減する。
ThunderboltはUSB4と同じ基本技術を採用しており、基本的な役割も同じだが、Thunderboltをサポートする製品はIntelの認証テストに合格する必要がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。