データベースは便利だ。レコードコレクションのリストの作成、クライアントや顧客に関する情報の保存、「マジック:ザ・ギャザリング」のカードの管理など、さまざまな用途に利用できる。大量の情報を保存する必要がある(そして、それらの情報を簡単に検索できるようにする必要がある)場合、データベースを使用すると、その作業の負担を確実に軽減することが可能だ。
「LibreOffice」オフィススイートを使用する(または使用する必要がある)場合、そうしたニーズに対応可能な強力なデータベースを作成できるデータベースツールが標準で搭載されている。新しいドキュメントやスプレッドシートの作成ほど簡単ではないかもしれないが、思ったほど難しくもない。
本記事では、LibreOfficeでデータベースを作成する手順を紹介する。
初めてのデータベースを作成する
必要なもの:初めてのデータベースを作成するには、インストール済みの完全なLibreOfficeスイートと管理者権限を持つユーザーが必要だ。「Java」もインストールしなければならないので(テーブルウィザードを使用するため)、ソフトウェアをインストールできるユーザーとしてログインする必要がある。ここでは、「Ubuntu Budgie」を使って説明を進めるが、「macOS」および「Windows」での手順も紹介する。これら3つのOSで手順が異なるのは、Javaのインストール方法だけだ。
1. Javaをインストールする
最初にJavaをインストールする。macOSを使用している場合は、ほかのアプリケーションと同様、Javaの.dmgインストーラーをダウンロードしてインストールする。Windowsを使っている場合は、Windowsの.msiインストーラーをダウンロードしてダブルクリックし、指示に従って進む。Ubuntuベースの「Linux」ディストリビューションの場合は、以下のコマンドで必要なパッケージをインストールすることが可能だ。
sudo apt-get install default-jre -y
2. LibreOfficeを開いて新しいデータベースを作成する
LibreOfficeを開く。「Writer」ドキュメントを開いた場合は、「New」(新規作成)>「Database」(データベース)の順にクリックする。
LibreOfficeのWriterの「File」(ファイル)メニューから新しいデータベースを作成する。
提供:Jack Wallen/ZDNET
3. データベースの種類を選択する
ウィザードの最初の画面では、何も変更せずに「Next」(次へ)をクリックする。
標準搭載のデータベースは、小規模から中規模のデータコレクションには十分な性能を備えている。
提供:Jack Wallen/ZDNET