ログラスは2月20日、経営管理クラウド「Loglass 経営管理」に予算・見込データや実績データを取り込む際、フォーマットを自由に設定できる「カスタムデータ取込機能」を提供した。
同機能は、表計算ファイル内の予算・見込データの取り込みに対応する「カスタム更新申請」と、会計ソフト・販売管理システムから出力する実績データの取り込みに対応する「カスタム実績アップロード」から構成されている。
「カスタム更新申請」では、あらかじめ「取込設定」画面で顧客独自の予算・見込データフォーマットとLoglass 経営管理の対応づけ表を設定することで、任意の行・列のデータを指定して取り込むことができる。これまでLoglass 経営管理に、表計算ファイルで集約した予算・見込データを取り込む際には、Loglass独自のフォーマットに加工・変換した上でアップロードする必要があった。
「カスタム更新申請」を使うことで、企業内で事業部ごとに異なる表計算ソフトのデータフォーマットが存在するケースにおいても、フォーマットを手作業で加工・変換する必要はなく、そのまま予算・見込データを取り込むことができる。
「カスタム実績アップロード」は、あるゆる会計ソフトに対応し、「取込設定」画面で仕訳帳・総勘定元帳のCSVファイルから取り込みたい各項目の行・列を指定することで、そのまま実績データを取り込むことを可能にする。これまでLoglass 経営管理に会計ソフトから実績データを取り込む際、対応していない会計ソフトの場合、出力した仕訳帳や総勘定元帳のCSVファイルを指定フォーマットに加工・変換した上でアップロードする必要があった。
さらに、「カスタム実績アップロード」では、販売管理システムから、取引先・担当者といったより詳細な取引明細をLoglass 経営管理に取り込みたいケースでも、フォーマットを手作業で加工・変換する必要はなく、そのまま実績の明細データを取り込むことも可能にする。
これらの機能により、表計算ファイルに集約した予算・見込データの取込時や、会計ソフト・販売管理システムなどから出力される実績データの取込時において、手作業による加工・変換作業が不要になると同社は説明する。