不動産の電子取引サービスを提供するPICKが業務設計プラットフォーム「BYARD」を導入した。同プラットフォームを提供するBYARDが発表した。
BYARDは業務の流れを画面上で可視化し、チームや組織で継続的な業務改善の仕組み作りに活用できる。受注処理、契約管理、外注管理、イベント準備、行政手続きなどに利用できるという。
いつ、誰が、何の業務を行っているかが一目で分かり、マネジメントにも効果を発揮する。また業務全体の流れから各担当者のTODOまでを一元管理できるため、業務の属人化防止にも寄与するという。ノーコードですぐに活用でき、さまざまなシーンにおいて、初見の業務でもスマートに対応できるようにする。さらにプラットフォーム内で各業務のドキュメントやマニュアルをひもづけることができるため、社内に散らばる情報資産も一元管理できるとしている。
これまでPICKは、バックオフィス業務の細かなタスクや進行状況を、2人の担当者が個々人で管理していた。そのため、次に誰が何をすればいいのか曖昧になり、業務がストップしてしまうケースがあったという。また、担当者間で明確な業務のすみ分けがなく、どちらが担当しているのか分からないタスクが生まれ、結果的に業務の抜け漏れにもつながっていた。
PICKでは同プラットフォームを活用し、タスクの抜け漏れ防止や、業務の進捗状況の共有、他部署のメンバーとTODOの認識をそろえることなどを目指す。また、一度登録したタスクをテンプレートとして活用し、毎月発生する業務の管理負荷を軽減していくという。さらに、テンプレートはマニュアルの代わりにもなるため、業務の代理対応や業務の引継ぎにも役立てるとしている。