「iOS 18」、広告を非表示にする機能がパブリックベータ版で登場

Lance Whitney (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 緒方亮 吉武稔夫 (ガリレオ)

2024-08-08 09:29

 映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でサノスが「指パッチン」(サノススナップ)で全宇宙の半分の生命を消し去ったように、ウェブページから迷惑な広告をさっと消し去ることができたら、と考えたことはないだろうか。それが今回、「iPhone」「iPad」「Mac」の「Safari」の新機能で可能になった。

 Appleは米国時間8月6日、「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」の3つ目のパブリックベータ版を公開した。この最新OSには、ウェブページの邪魔な要素を隠せるすばらしい新機能が搭載されている。非公式には「サノスの指パッチン」と呼ばれており、公式には「Distraction Control」とされているこの機能は、Safariのアドレスバーから簡単に利用できる。その使い方を説明する。

 閲覧しているウェブページが、広告や動画など、迷惑なものを強引に押しつけてきたとする。そんな時はSafariでアドレスバーのアイコンをタップする。ポップアップするメニューに「Hide Distracting Items」(集中を妨げるアイテムを隠す)というオプションがあるので、それをタップするだけだ。あとはウェブページに戻り、消したいアイテムをタップしてから「Hide」(隠す)をタップすれば、あの映画のマーベルヒーローとまったく同じように、そのアイテムが消えていく。

提供:Screenshot by Lance Whitney/ZDNET
提供:Screenshot by Lance Whitney/ZDNET

 さらに選択して、邪魔な要素を次々と消していくことができる。終わったら「Done」(完了)をタップする。これで気が散ることなくページを閲覧できる。

 消したアイテムを戻したければ、アドレスバーの同じアイコンをタップする。今度は「Show Hidden Items」(隠れたアイテムを表示する)を選択すると、隠れていた要素が再び姿を現す。そう、映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」で、お気に入りのヒーローたちが戻ってきたように。

 iOS 18のパブリックベータ版のダウンロードとインストールは、こちらの記事の手順に従えばいい。Appleは開発者向けと一般向けに、さまざまなOSのベータ版をまめに公開している。各OSの最終版は、9月に公開されるとみられている。

提供:Screenshot by Lance Whitney/ZDNET
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この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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