鹿児島銀行とBIPROGYは、9月16日にオンプレミスと「Microsoft Azure」の構成による新しい勘定系システムの本番稼働を開始したと発表した。新しい勘定系システムではBIPROGYの「BankVision」を採用しており、ハイブリッドクラウド構成によるBankVisionの稼働は初という。
鹿児島銀行は、第9次中期経営計画の中で、システムの効率化やコストの最適化に取り組んでいる。今回は、BankVisionの基盤更改に伴うもので、災害対策環境の迅速な基盤リソースの増強とAzureを利用することによるコスト優位性の実現を目的に、BankVisionでは初めてハイブリッドクラウド構成を採用した。
災害対策環境をクラウドの利用モデルにすることでシステムコストを削減しつつ、ハードウェアの調達不要で基盤リソースを迅速に増強でき、災害発生時における目標復旧時間(RPO)の短縮も期待されるという。
鹿児島銀行は、2022年からBankVisionの統合テスト環境で先行してAzureを採用している。