イオン銀行は、コールセンター業務の在宅ワーク環境の整備とBCP対策強化を目的として、キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)のクラウド型テレワーク支援サービス「テレワークサポーター」を導入した。
テレワークサポーター」導入イメージ
テレワークサポーターは、ウェブカメラによる顔認証でオペレーター本人であることを確認し、なりすましによる情報漏えいを防止する。また、PCの画面を覗き込む第三者を検知し、自動的に画面をブラックアウトすることで情報漏えいを防ぐさらに利用者の在席離席を自動で判別し、ログに記録する。ワンクリックで業務内容を登録し、作業時間を集計する。
コールセンター業務の在宅ワークが可能になることで、オペレーターは働く場所や時間を選べるようになり、ワークライフバランスの向上につながるとしている。また災害時など、オフィスでの業務が困難な場合でも在宅ワークで業務を継続できるため、事業継続性を確保できる。
イオン銀行では、数年前からコールセンター業務に在宅ワークを導入していたが、顧客情報保護の観点から、さらなるセキュリティ要件を満たす環境整備が課題となっていた。
導入後の従業員に対するアンケートでは、「子供が保育園に迎えに行くギリギリの時間まで仕事ができるようになった」「出社時と在宅時の業務の区別がなくなり、仕事がしやすくなった」といった声が寄せられているという。
イオン銀行では、今後も在宅ワークを希望する従業員の声に応えながら、順次拡大していく方針だ。