KDDIは、グループ会社であるアルティウスリンクのノウハウを活用した、Microsoft 365のヘルプデスクサービス「Microsoft 365ヘルプデスク」の提供を開始したと発表した。
アルティウスリンクは、KDDIエボルバとりらいあコミュニケーションズという、2つのコンタクトセンター運営会社が経営統合し、2023年に発足した。
このサービスでは、Microsoft 365のヘルプデスクをアウトソースでき、ヘルプデスクと情報システム部門とのやりとりを最小限に抑えることが可能となる。
問い合わせ窓口はMicrosoft 365アプリケーションの使い方やトラブルシューティングなどに対応し、オプションサービスでユーザー追加やグループ変更などの作業も代行する。Microsoft 365のアップデート情報も定期的に配信する。
アルティウスリンクは、18年間にMicrosoft 365のサポート実績があり、ヘルプデスク内の解決率は80%以上だ。専門のサポートチームによるテクニカルな問い合わせ対応が特徴で、月間6000件以上の問い合わせに対応し、顧客満足度スコアは平均4.7点(5点満点)となっている。
KDDIによると、企業の情報システム部門は、従来のシステム管理に加え、生成AIの活用など、デジタルビジネス推進の役割を担うようになっているという。ヘルプデスクのアウトソースニーズが高まる一方で、従来のサービスでは情報システム部門の負荷軽減効果が薄いという課題があった。