ミスドなどFC展開するニップンドーナツ「Bill One経費」導入--月100時間以上の業務削減

NO BUDGET

2025-04-24 17:43

 「ミスタードーナツ」や「築地銀だこ」のフランチャイジーとして関東に25店舗を展開するニップンドーナツが、Sansanのクラウド経費管理サービス「Bill One経費」を導入し、経費精算業務にかかる時間を全社で月間100時間以上削減した。同社は全店舗で法人カード「Bill Oneビジネスカード」も活用し、経費支払のキャッシュレス化と業務効率化を推進している。4月24日にSansanが発表した。

 従来、ニップンドーナツの各店舗では、消耗品や備品の購入に際して小口現金を使用していた。そのため、本社への事前申請、銀行での現金引き出し、店舗での現金管理、月末の領収書郵送といった一連の作業が店舗運営の負担となっていた。また、全店舗の精算処理を担う本社の管理部門でも、郵送されてきた領収書と申請内容を目視で全件照合するなど、アナログな業務フローによる、重い事務負担が課題となっていた。

 今回導入されたBill One経費は、経費精算処理のオンライン化に加え、法人カードBill Oneビジネスカードによって従業員の立て替え払いを不要にするサービスだ。ニップンドーナツでは、各店舗がBill Oneビジネスカードで備品などを購入。支払情報はBill Oneの管理画面に自動連携され、領収書はスマートフォンで撮影した画像をアップロードするだけで処理が完了する。これにより、店舗側では現金管理や本社への書類郵送が不要となり月間70時間以上、本社管理部門では郵送物の開封・整理や目視での照合、半年に一度実施していた店舗の現金監査などが不要となり月間30時間以上の工数削減を見込んでいる。

 同社管理部では、Bill Oneの導入で、これまで月末月初に集中していた領収書処理作業が大幅に削減され、業務負荷も平準化されたとしている。また申請金額の不一致による確認の手間もなくなり、本社・店舗双方の精神的負担も軽減されたとする。一方、ミスタードーナツの店舗でも、現金管理の手間がなくなることで創出された時間を、顧客と接する時間に充てていきたいとしている。

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