会員制リゾートホテルやゴルフ場などを運営するリゾートトラストは、インボイス管理サービス「Bill One」を導入し、請求書業務にかかる時間を約6割削減することに成功した。同サービスを提供するSansanが発表した。
Bill Oneは、請求書受領、請求書発行、経費精算といった経理業務におけるさまざまな課題をデジタル化によって解決する、包括的なインボイス管理サービス。従来のアナログな業務フローを刷新し、効率化を図ることで、企業の月次決算をスピーディーに行うことを可能にする。
リゾートトラストでは、請求書業務の効率化に伴い、月次決算業務も効率化できた。また請求書をオンラインで受領・処理できるようになったため、ペーパーレス化が実現し、経理担当者のリモートワークを促進できているという。さらに請求書をクラウド上で一元管理することで、災害時でもリモートで請求書処理が可能となり、事業継続性を強化できた。
リゾートトラストでは、DX戦略を推進しており、業務効率化と生産性向上を目指していた。しかし、従来の請求書業務は紙ベースで行われており、各拠点でのスキャンや押印、本社への郵送など、多くの手間と時間がかかっていた。さらに、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応も迫られており、経理部門の負担増大が懸念されていたという。
同社はBill Oneについて、シンプルな画面設計と高精度なデータ化機能により、システムに不慣れな担当者でも簡単に操作でき、手入力や確認の手間を削減できる点を高く評価した。また電子サインが可能になり、承認プロセスの効率化を実現できることや、全社の請求書を一元管理できることも採用の決め手となった。
今後、同社では、従業員のさらなる負担軽減と、新たに確保できた時間の有効活用を進めていくという。
